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さい帯血(さい帯血バンク)

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さい帯血バンクについて

さい帯血とは?

出産の際、妊婦様と赤ちゃんをつないでいるへその緒や胎盤には、赤ちゃん自身の血液である「さい帯血」が含まれています。このさい帯血は、貴重な「幹細胞」を豊富に含んでいます。

幹細胞は、体内で様々な組織に変化する可能性を秘めた細胞で、血液だけでなく、神経、骨、筋肉などにも変わることができます。これらの幹細胞は、体の障害が起きた場所の炎症を鎮める効果もあります。
ただし、さい帯血は出産後の数分間しか採取できないため、非常に貴重です。

さい帯血バンクとは?

さい帯血を保管する機関のことを「さい帯血バンク」と言い、「民間バンク」と「公的バンク」の2種類が存在します。
民間バンクでは、採取されたさい帯血を赤ちゃん自身やそのご家族の将来のために保管します。

さい帯血が治療に利用される疾患

さい帯血は再生医療や細胞治療において、まだ治療方法が限られている疾患に対して非常に大きな可能性を秘めています。
さい帯血は、以下の疾患の治療に利用されることがあります。

 

  • 低酸素性虚血性脳症
  • 脳性麻痺
  • 自閉症スペクトラム障害
  • 小児難聴
  • 左心低形成症候群  など

さい帯血の保管を検討されている方へ

さい帯血の保管をご検討の際は、まずは当院へお問い合わせください。
さい帯血は、赤ちゃんとへその緒(さい帯)を切り離した後に採取されますが、妊婦様や赤ちゃんに痛みを与えることはありませんし、出産の経過にも影響はありません。
ですが、採取に際しては妊婦様と赤ちゃんの安全と健康を最優先し、早産の場合など、状況によっては採取を見送ることもあります。

さい帯血は、赤ちゃんの未来の健康を守るための大切なリソースです。
その保管について、ご不明な点やご質問があれば、当院へお気軽にお問い合わせください。

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